ジャーナルJournal

海外に向けて

先の投稿にもありますが、5月19日(月)に放映されたテレビ朝日系列の『10万円でできるかな』という番組で瀬尾製作所を紹介していただく機会がありました。

 

番組の出演はサンドウイッチマンさん、Kis-My-Featさんがメインキャストで、番組の内容は多くの外国人観光客が訪れる浅草の観光案内所に密着取材、訪れる外国人の旅行中の困りごとを衝撃度順にランキング形式で発表するもので、見事に当社の製品を尋ねに来られたことが衝撃度ナンバー1ということで、番組の一番最後にご紹介をいただきました。

「鎖樋」という製品が物珍しすぎる上に、海外の方がそれを求めて訪ねてくるということが番組では衝撃的だったようです。

 

番組の内容はTverで見れるので興味があればぜひご覧いただきたいのですが、簡単に内容を説明します。

 

スイスから観光で来日した19歳の女性、ジョセフィーヌさんが浅草の観光案内所でこれを探しているのでなんていう名前かを教えてほしいとスマホで見せた写真はなんと当社製の「鎖樋」でした。

観光案内所の方も屋根から下がっている姿には見覚えはあるようでしたが、「鎖樋」の単語が出てこなくてググるのに苦労をされている様子でした。当然、知らない方は「鎖樋」の単語はなかなか出てこないですよね。

なんとか当社のWebサイトを探して、新宿にある当社ショールームをご紹介いただいたようです。

 

ジョセフィーヌさんが鎖樋に興味を持ち観光案内所に「これは何?」と駆け込んだのは、以前に日本に旅行で訪問したときに伊豆や京都で見たことがあり、これをカッコいいと思って自宅にもつけたいと考えて探していたからなのです。

日本では風景として素通りされてしまうことが多い鎖樋が、海外に住む19歳のジョセフィーヌさんを強く惹きつけたものってなんだったんだろう、と作り手として考えさせられます。

19歳で既に2回も日本に来ているほどの日本好きが、何か日本的な雰囲気を「鎖樋」から感じ取ったのか、それともほかに思い感じることがあったのか。

 

このジョセフィーヌさんの件とは別になりますが、海外のお客様関係で他にも嬉しいことがありました。

 

海外ではこのサイトで鎖樋を紹介していますが、

https://seorainchain.com/

 

このサイトの製品レビューに最近このような書き込みがありました。このお客さんはToh-Lという鎖樋を買ってくれました。

 

“Clearly there are cheaper options, however, I generally find you get what you pay for in life. These rain chains are well finished and are very functional as well as looking good which is exactly what I was looking for. In my experience, when you buy something of quality from Japan you are seldom disappointed as quality and mastery of a craft is central to Japanese culture.”

 

Deeplでそのまま翻訳すると、

 

”確かにより安い選択肢はありますが、私は一般的に『値段相応の価値がある』と感じています。これらの雨どいは仕上げが丁寧で、機能性も高く、見た目も良い点で、まさに私が求めていたものです。私の経験では、日本から品質の良いものを購入すると、ほとんどが期待を裏切らないものです。なぜなら、品質と職人技の追求は日本の文化の核心にあるからです。”

 

「品質と職人技の追求は日本の文化の核心にある」という言葉に背筋が伸びました。日本が作った膨大な信用の積み重ねのおかげでこのような言葉をいただけると思っているので、日本の製品を海外にも販売する会社の一つとして同じように信用を積み重ねられるよう、努力していきます。